NTT東日本、店舗内の映像解析にAI活用

――REIWAプロジェクト

2022年02月16日

NTT東日本は2月15日、企業が有するカメラでAI解析ができる「映像AIサービス」を2月28日から提供開始すると発表した。

 

同サービスの機能は、①人流計測AI、②接客支援AI-の2つ。「人流計測AI」で施設や店舗への来店者数のカウントや属性分析などを可視化し、「接客支援AI」で来店者の行動を読み取り、万引きまたは購買の予兆を検知し、従業員のスマートフォンのアプリに通知する仕組みだ(画像1)。接客支援AIでは、防犯システムを提供するアースアイズ(東京都港区、山内三郎代表取締役)と共同で提供する万引き防止AIサービス「AIガードマン」の機能を拡充し、活用する。

 

店舗に設置しているネットワークカメラで施設、飲食店・小売店などの店内を撮影し、その撮影データをNTT東日本の閉域ネットワークを通じて伝送。同社の通信ビルに設置したGPUサーバーでAIが映像を解析する。通信ビル内にAI基盤を構築するため、ユーザーは物理的なサーバーを用意することなく安価に利用できる。

 

なお、同サービスはNTT東日本の様々なアセットを活用して地域活性化を推進する「REIWAプロジェクト」の一環として提供される。映像AIサービスとあわせて、課題抽出からデータ取得による見える化、分析~運用サポートまでDXの様々なニーズに対応した「DXメニュー」をNTT東日本グループ各社と連携し提供していく方針だ(画像2)

 

画像1:映像AIサービスの提供イメージ

出所:NTT東日本

 

画像2:DXソリューションの提供イメージ

出所:NTT東日本

 

<ニュースリリース>
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20220215_01.html

 

(小野寺)