AWSがノーコード機械学習サービスの提供を開始

――ラスベガスで開催中の年次イベントで発表

2021年12月02日


 Amazon Web Service(AWS)は11月30日(現地時間)、ラスベガスで開催中の年次イベント「AWS re:Invent 2021」の中で、ノーコード機械学習サービス「Amazon SageMaker Canvas」の提供を開始すると発表した。


 これまでAWSでは機械学習によるモデル構築ツール「SageMaker」を提供していたが、使いこなすにはコーディングのスキルが不可欠で、利用できるのはエンジニアやデータサイエンティストなど特定の技術者に限られていた。同サービスの提供により、学習用データセットのインポートやデータクリーニング、予測モデル作成など一連の業務をコーディングなしで実施できるようになる。売上予測や在庫管理、不正行為の検知といった用途で簡単にモデルを構築したいというビジネス部門の担当者をターゲットに、利用拡大を図る。

 AWSでは、まず米国(オハイオ、北バージニア、オレゴン)、欧州(フランクフルト、アイルランド)の一部リージョンから提供を開始。順次、日本を含む世界展開を進める考えを示した。