「クラウド市場規模 15年には170億ドルに」

――クラウドイベントで日本IBM社長

2014年04月16日


 
 日本アイ・ビー・エムは4月16日、都内のホテルを会場に同社単独のクラウド関連イベント「IBM Cloud Vision 2014」を開催した。冒頭あいさつに立ったマーティン・イェッター日本IBM社長は「2015年にはクラウド関連市場は170億ドルになる。IBMはその市場で成功するためのビジネスモデルを提案していきたい」と語った。
 イェッター社長の発言要旨は以下の通り。

 世界はいま3つの大きな変化を受けている。データはいまや社会にとって不可欠な天然資源のひとつになった。産業革命のときの蒸気や、現在の電気、炭化水素(石油など)に匹敵する要素といえる。2つ目は進展するクラウド。そして3つ目は個人がつながり情報を交換し合うエンゲージメントだ。

 とりわけ、クラウドは公共、民間問わず成長のエンジンといえる。クラウド市場は2015年には170億ドルの市場規模になると予想され、IBMはその市場で成功するためのビジネスモデルを提案していく。