NTTcomが倉庫環境監視IoTソリューションの運用を開始

――大和ハウス工業の倉庫事業のDX支援で協業

2021年08月23日

 NTTコミュニケーションズ(以下、NTTcom)は8月20日、大和ハウス工業のマルチテナント型物流施設「DPL新富士Ⅱ」にて、熱中症やインフルエンザの発生リスクを可視化する「倉庫環境監視IoTソリューション」の運用を開始すると発表した。

 

 今回、運用を開始するソリューションは、倉庫内の4フロアに13台の温湿度センサなどをワイヤレスで繋ぎ、NTTcomのクラウド上で熱中症発生リスクやインフルエンザ感染リスクの高さを分析し、担当者に通知するもの。倉庫内が快適かつ健康的な勤務環境の維持を支援する。大和ハウス工業では物流テナントの入居企業や従業員に対し、安全・安心な労働環境を提供する目的で、NTTcomをパートナーとするDXの取り組みを進めていた。

 

 NTTcomでは、生活者・ビジネス・社会を「つなぎなおす」ことで、サステナブルな未来の実現に貢献するビジョンとして”Re-connect X”を掲げ、顧客やパートナーとの共創を進めている。大和ハウス工業との協業をその代表的な事例と位置付け、自社サービスをDXソリューションとして展開強化を図る考え。

 

画像:大和ハウス工業の「DPL新富士Ⅱ」