SOMPOホールディングスがAIスタートアップと協業

――コールセンターの通話内容要約自動化で

2021年08月17日


SOMPOホールディングスは8月16日、東京大学発のAIスタートアップである株式会社ELYZA(本社:東京都文京区、曽根岡侑也代表取締役)と、コールセンターでの自然言語処理で協業すると発表した。第一弾として、損保ジャパンのカスタマーセンターで通話内容の要約作業自動化の実証実験に入った。

SOMPOホールディングスによると、カスタマーセンターには通話内容の要約記録という作業があるが、他のオペレーターや代理店などへの情報共有が前提とされるため、十分な情報を自然な文章で要約する必要があり、難易度の高さから自動化が進んでいなかった。このため、日本語に特化した自然言語処理技術を持つELYZAと組み、国内初となる通話内容の要約作業自動化の実現をめざす。

実証実験では、損保ジャパンのカスタマーセンターのデータ(約26万件)を教師データとして学習させることで、対話に特化した「生成型」の要約モデルを共同開発する。

ELYZAは、自然言語処理領域で最先端の技術を持つ東京大学の松尾豊研究室から起業したAIスタートアップ。



<ニュースリリース>

SOMPOホールディングスとAIスタートアップのELYZA コールセンター領域におけるDXパートナーとして提携~損保ジャパンのカスタマーセンターで実証実験を実施~_SOMPOホールディングス 

(西田)