NECソリューションイノベータ、川崎市で交通流解析の実証実験を開始

――量子コンピューターを活用

2021年07月21日

 

NECソリューションイノベータは、川崎市が提供する実証フィールド上で量子コンピューターを用いた交通流解析の実証実験を8月より開始すると発表した。

 

令和3年版の交通政策白書によると、車両での移動時間の約4割は渋滞に巻き込まれている時間であり、道路交通ビッグデータやAIを活用した渋滞対策が喫緊の課題となっている。

 

同社はこれまで、撮影した移動車両の画像をもとにリアルタイムで車の流れを把握し、信号の制御などを通して交通渋滞を緩和する研究に取り組んできた。特に、今回の実証実験では、量子コンピューターで数理最適化を実行することで、交通量の多い環境においても短時間で交通流を把握できるか検証する。

 

 

 

<プレスリリース>

NECソリューションイノベータ、川崎市で量子コンピューターを用いた交通流解析の実証実験を開始

 

                                           (西田)