NEC、「スポーツビジネス推進本部」を新設

―― ――IT使いクラブチームの経営自立化へ

2021年07月19日

 NECは7月19日、同社が運営するスポーツチームの自立的な事業運営をめざす「スポーツビジネス推進本部」を設立したと発表した。企業スポーツは人気が落ちると経営上の負担にもなりかねないが、同社は得意のICT技術などを駆使することでクラブチームの経営的な安定を探っていく。具体的な適用チームはラグビーの「NECグリーンロケッツ東葛」と、女子バレーボールチーム「NECレッドロケッツ」。「企業スポーツの新しい在り方の形成」をめざすという。

 

企業スポーツは「チーム強化」と「収益性」という、時によっては相反する側面を持つ。NECは以下のような解決策を打ち出した

「チーム強化」

  • 指導方法(メソッド)をデジタル化するコーチングメソッド管理②ウェアラブルデバイスから収集したデータや血液をもとにAIで選手のコンディションデータを分析③映像を活用したパフォーマス分析――。

「収益性の向上」

  • 試合ごとに異なる企画チケットの販売やVRやARを活用した新しい観戦スタイルの提供②顔認証を活用した高いセキュリティ環境での試合運営③映像を活用したコミュニケーション基盤の構築――。

 

<ニュースリリース>

https://jpn.nec.com/press/202107/20210719_01.html

(久田)