ワクチン過不足状況の可視化システムを開発

――医療機器管理のアルカディア・システムズ

2021年06月18日

 医療機器管理システムなどを提供するアルカディア・システムズ株式会社(本社:大阪市淀川区、小幡忠信代表取締役)は6月17日、福岡東ほばしらクリニック(福岡市東区、張同輝院長)と協力し、新型コロナのワクチンの過不足状況を地図上で見える化するシステムを開発し、運用を開始したと発表した。

 このシステムは、希釈後のワクチンに余剰や不足が出た医療機関が、製薬会社名や寄宿時間など所定の情報を登録すると、地図上にその情報が表示されるというもの。自動マッチング機能も開発中で、各医療機関が連携することで無駄のないワクチン接種につなげることができる。

 同社は福岡市東区で実証し、福岡市全域や全国の自治体へと順次拡大したい考え。