NTTグループが 海外のスマート交通プロジェクトに参画

――米ラスベガスに続き、カナダの国際空港でも

2021年05月14日

NTTグループは5月14日、エドモントン国際空港(EIA)でオンディマンドバスを使ったスマート交通プロジェクトを実施すると発表した。同プロジェクトでは需要予測データを基に、EIAが空港及び周辺施設でシャトルバスの効率運運行をめざし、オンデマンドバスサービスの実証実験に取り組む。9月には商用サービスを提供予定だ。

■将来の需要予測情報を生成
 NTT持ち株を中心とする同グループが発表したエドモントン国際空港のオンデマンドバスサービス実証実験バスの予約情報と、バスの位置情報や混雑状況(リアルタイム)を掛け合わせ、将来の需要予測情報を生成し、効率的なオンデマンドサービスの実現をめざすもの。

■米ラスベガスでも展開

 NTTは海外でのスマートシティプロジェクトに取り組んできた。 代表例がラスベガスの事例で、従来からラスベガス市が課題としていた複数センサーからの情報を市のデータセンターに転送する場合、NW/サーバー等のICTリソースの構築・設定に時間がかかるといった問題をNTTのコグニティブ・ファウンデーションと呼ばれる技術でレスポンス時間(一次対応者の派遣時間)の短縮し、解決に導いた。