『ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト』再現へ クラウドファンディングを開始

――月面無人探査コンテスト参加チーム「HAKUTO」が協力

2015年02月03日



アニメ『ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト』の月面での再現をうたう同プロジェクト実行委員会は1月30日、月面無人探査コンテスト参加チーム「HAKUTO」(運営:株式会社ispace)と協力し、月面でのシーン再現に取り組むと発表した。その資金調達のため、READYFOR株式会社(東京都文京区)のクラウドファンディングサイトを通じ、費用を募るサイトをオープンした。調達目標は1億円。
 
 

 このプロジェクトはアニメ・エヴァンゲリオン20周年を記念した企画で、『ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト』実行委員会が立ち上がった。
 チタン合金でできたロンギヌスの槍は、全長240mm。2015年末から2016年末に月面無人探査コンテスト「Google Lunar XPRIZE」に唯一日本から参加するチーム「HAKUTO」が月面探査に向け打ち上げられるのに合わせて、HAKUTOチームの技術協力を得て開発する月面ペイロード放出機構をロケットに搭載する。この放出機構から“槍”を月面に向けて発射する仕組み。
 輸送費や開発費などの諸費用に1億円を要するという。費用捻出のため、READYFOR株式会社が運営するクラウドファンディングサイトを通じて、一般ユーザーから広く再現費用を募ることになった。最高支援額の1,000万円を寄付したユーザーには「刀匠によるロンギヌスの槍」が贈られる。クラウドファンディングの募集期間は1月30日から4月5日まで。目標金額が集まらなかった場合には、支援者に全額返金となる。

★READYFOR?のサイト
https://readyfor.jp/projects/evangelion