タレスがセキュリティプラットフォームの提供開始

――管理業務を簡略化

2020年10月09日

 フランス系のセキュリティソリューション事業者、タレスDIS CPLジャパン株式会社(東京都港区)は10月7日、機密性の高いデータを統合的に管理し保護するためのセキュリティプラットフォームサービス「CipherTrust Data Security Platform」を提供開始すると発表した。


 このサービスは、強固なセキュリティ機能を提供するだけでなく、データの保存場所の検出や暗号鍵管理、アクセス制御などの管理機能を一元的に提供していることが特徴。セキュリティ担当者の業務負荷を大幅に軽減できる。

 開発の背景にはマルチクラウド化の進展がある。タレス社の独自調査では、日本でマルチクラウドを利用する事業者の52%がセキュリティ対策の阻害要因として「管理スタッフの不足」を挙げた、としている。同社では、データセキュリティの強化と管理担当者の負担軽減の両方を実現するサービスとして展開する考えだ。