OpenRAN推進に向けた覚書を締結
――楽天モバイル、テレフォニカ社
2020年09月18日
楽天モバイルとTelefonica, S.A.(本社:スペイン・マドリード、ホセ・マリア・アルバレス・パレット・ロペスChairman & CEO、以下 テレフォニカ社)は9月17日、OpenRAN、5G コア、OSS (Operation Support Systems)に関する技術推進に係る覚書(MoU)を締結したことを発表した。
連携内容は以下の通り。
・無線アクセスネットワーク(RAN)におけるAI(人工知能)の役割の研究や、OpenRANアーキテクチャに関連する実証実験等の実施
・モバイル通信業界の取り組みの一環として、開発工数の低減・新たな価格帯・ソフトウェアベースのRANのメリットなどを活用した、両社による最適な5G RANアーキテクチャとOpenRANモデル、およびサービスの提案
・オープンインターフェースに基づいた、コスト効率の高い5Gエコシステムを構築し、国際ローミングによる5Gの展開を加速
・CU (Centralized Unit)、DU (Distributed Unit)、RRU (Remote Radio Unit)など、必要なネットワーク機器やソフトウェアコンポーネントを含む、OpenRANのハードウェアとソフトウェアの調達量の拡充やスケールメリットを実現するための共同調達スキームの開発
また両社は、楽天モバイルが日本国内のモバイルネットワークおよび「Rakuten Communications Platform」において用いる4G/5GコアやOSS技術などでも連携していく。