契約業務のデジタル化、電子契約サービスの連携で業務提携

――リコー、弁護士ドットコム

2020年06月19日

 リコーと弁護士ドットコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:内田陽介)は6月18日、リコーが提供する法務業務の効率化や契約情報の一元管理を実現する法務支援クラウドサービス「RICOH Contract Workflow Service」と、弁護士ドットコムが提供するWeb完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」との連携オプションを共同開発し、2020年7月より提供を開始すると発表した。

 

 「RICOH Contract Workflow Service」は、法務相談と契約情報管理をシステム化したクラウド型の法務業務統合支援ツール。契約の事前相談や回答を記録し、法務部門の知見として共有することで回答業務の効率化を支援するほか、審査機能による審査承認、契約管理機能による契約期限管理など、契約プロセス全体を効率化する。

 

 「クラウドサイン」は、契約業務をパソコンだけで完結できるWeb完結型のクラウド契約サービス。「紙と印鑑」をクラウドに置き換えるため、契約業務のスピード化とコスト削減ができる。電子契約機能には電子署名とタイムスタンプが施されていることから、法的証拠力を担保している。

 

 今回共同開発する「RICOH Contract Workflow Service クラウドサイン連携オプション」は、法務相談と紙文書の契約情報管理に加え、電子締結・電子契約書管理までの法務業務全般を支援する。押印と契約書の保管・登録のプロセスを電子化することで、①出張時や在宅勤務時でもモバイルパソコンやスマートフォンから締結処理ができ、②紙文書をスキャンせず、締結完了後に電子原本を自動で保管するため、郵送物遺失のリスクやオフィスでの書類管理作業が不要になる。

 

 

参考URL

https://jp.ricoh.com/release/2020/0618_1/

https://corporate.bengo4.com/press/release/3080/