エネルギー分野でドローンを活用

――JXTGがセンシンロボティクスに出資

2020年06月15日

 JXTGホールディングスは6月12日、JXTGイノベーションパートナーズ合同会社(矢崎靖典社長)を通じ、ドローン関連のベンチャー企業、センシンロボティクス(本社:東京都渋谷区、北村卓也代表取締役社長)に出資したと発表した。JXTGはエネルギー分野でのドローン活用構想を打ち出しており、その一環としてセンシン社のドローン技術を取り込む。

 センシンロボティクスは2015年の設立でドローンに設置したカメラで収集した太陽光発電設備や各種プラントの画像をAIで解析、異常検知による保守業務を効率化できるソリューションを提供している。一方、JXTGではドローンの離発着場や太陽光などの環境配慮型エネルギー供給の拠点として「ドローンステーション構想」を打ち出しており、両社のシナジー効果が見込めると判断した。

 センシンロボティクスが提供する完全自動運用型小型無人機システム「SENSYN DRONE HUB」の活用に向け2023年を目途に設備開発・実証研究に取り組むほか、新規ソリューションの共同開発も進める。



【両社の協業イメージ(ステーションを起点に各種サービスを提供)】


【両社の協業イメージ(街中にステーションを展開)】