モノからコトへ サブスクリプションモデルの知見を共有

――――日経ビジネスがサブスク経営学セミナーを開催

2020年01月06日

 

 日経ビジネスは、2019年12月11日、虎ノ門ヒルズフォーラムで「経営者を成功に導く 新・サブスク経営学セミナー」を開催した。

 

 モノからコトへ。先端デジタル技術を活用しビジネスプロセスを磨き上げていく、いわゆるデジタル革新の追求は、顧客との関係を売り切りモデルからサブスクリプション(月額、年額、従量制、もしくは制限なしなどの条件設定に基づく継続的課金形態)へと変貌させる。サブスクリプションモデル(サブスク)は、成熟した市場を刺激し、変貌させる潜在力をもち、企業にとっては、経営戦略そのものを見直す契機となっている。

 

多くの企業が自らのデジタル革新を考え、サブスクの活用を試行するなかで、本イベントでは、最新事例とIT業界からのデジタル革新提案である「デバイス アズ ア サービス(DaaS:Device as a Service)」の紹介があり、多くの聴講者が、サブスク経営学を考える有意義な場だった。

 

講演者、パネラー陣も多彩。東京大学 名誉教授/学習院大学 国際社会科学部 教授の伊藤元重氏、トヨタの新たなサブスクリプションサービスを提供するKINTO、メチャカリを展開するストライプインターナショナル、日本マイクロソフト、インテル、オリックス・レンテック、シネックスジャパン、ダイワボウ情報システム、横河レンタ・リース、など各社がそれぞれのデジタル革新提案、サブスクリプションモデルと知見を共有した。

 

「デジタル革新」と「デバイス アズ ア サービス」は表裏一体と感じる。社内ITデバイスとアプリの利活用体験を賢く自働化するDaaSは、デジタル革新と並行しITガバナンスやセキュリティなど、多くのタスクをこなす必要のあるIT部門、そもそも専任のIT部門をおかないスモール、ミッドレンジクラスの企業や横断プロジェクトのデジタル革新を強力に推進するだろう。

 

 日本マイクロソフト株式会社 梅田氏

日本マイクロソフト株式会社 梅田氏