Red Hatがシンガポールでアナリスト・ミーティングを開催

――主要テーマは「オープン・ハイブリッドクラウド」

2019年09月12日

  リナックス関連製品を提供する米ソフトウェア企業のRed Hatは9月11日、シンガポールでアナリスト向けミーティング「APAC ANALYST DAY 2019」を開催、最近の技術進展の状況や法人向けサービスなどを紹介した。サービスの軸となるオープンソースソフトウェアの重要性について同社アナリストらが講演。イベントにはソリューションを導入しているパートナー企業なども参加した。

 

 Red Hatの強みはハイブリッドクラウドを可能にする製品で高い競争力を持つ点と、オープンソースソフトウェアのコミュニティを長年ビジネスモデルに組み込んでいる点。

 シンガポールでの講演では近年注力しているオープンで柔軟なインフラ環境を実現する「オープン・ハイブリッドクラウド」が主要テーマの一つとなった。「Red Hat OpenShift」「Red Hat OpenStack Platform」などのプラットフォームについて導入事例や実際にソリューションを導入している事業者の意見などを交え解説した。

 このほか、コンサルテーションやワークショップを通じて顧客のシステム開発を支援する「Open Innovation Labs」についても紹介。APACではデジタル革新を実現したい企業などで徐々に採用が進んでおり、日本でもオリンピック開催を控え、導入企業が相次いでいる。講演では各アナリストが興味のある分野の担当者へ直接インタビューを行うセッションも実施した。

 

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