J:COMとNetflixが提携

――新STB「J:COM LINK」でNetflixが視聴可能に

2019年09月05日

 国内ケーブルテレビ最大手の株式会社ジュピターテレコム(本社:東京都千代田区、井村公彦 社長、以下J:COM)と動画配信サービスのNetflix日本法人であるNetflix株式会社(本社:東京都港区)は9月4日、業務提携を発表した。

 

 J:COMが2019年度の冬に提供を開始する新たなSTB(セットトップボックス)「J:COM LINK」を通じてNetflixの作品を視聴できるようになる。J:COM LINKではJ:COMが提供してきた映像サービスと今回提携するNetflixのほか、DAZN、TVer、AbemaTVなどの主な動画配信サービスを視聴できる。また、Googleアシスタントを利用した音声検索や横断検索、レコメンド機能を充実させて利便性を高めるのに加え、立体音響技術「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」にも対応し、高音質な視聴体験を実現する。2020年度のSTBモデルではHDR映像技術「Dolby Vision(ドルビービジョン)」にも対応を予定し、より高画質な映像を楽しめるという。

 

 料金体系は「現在、検討中」(井村社長)とし、提携を記念したキャンペーンについても詳細は今後発表される予定。井村社長は「テレビでOTTのサービスを見たいというニーズは高い。若年層のテレビ離れが進んでいるが、新たなサービスでテレビに戻ってくるトレンドを作っていきたい」と語った。

 

左:J:COMの井村社長、右:Netflixのグレッグ・ピーターズ プロダクト最高責任者

新STB「J:COM LINK」