東芝、量子暗号通信システムの実証試験を開始

　実証試験の流れは①東芝ライフサイエンス解析センター(宮城県仙台市青葉区)で日本人ゲノム解析ツール「ジャポニカアレイ(R)」を用い解析したゲノム解析データを、量子暗号通信システムで暗号化②暗号化したデータを7km先の東北大学東北メディカル・メガバンク機構に送信――。
　実証期間は2017年8月までの2年間で、長期間の運用における通信速度の安定性や天候、温度や光ファイバーの状態など環境条件の影響度などを検証する。同社は、5年以内に機密情報や個人情報などを扱う官公庁や医療機関での利用を想定し、量子暗号通信システムの実用化を目指すという。


■プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2015_06/pr_j1801.htm?from=RSS_PRESS&uid=20150618-3786