基地局資産の相互利用 5Gネットワークの早期整備で協業

――ソフトバンク、KDDI

2019年07月03日

 ソフトバンクとKDDIは7月3日、両社が保有する基地局資産を相互利用し、地方における第5世代移動通信システム (以下「5G」) のネットワークの早期整備を共同で推進すると発表した。

 

 これは、今後の日本社会が抱える高齢化・労働人口減少、インフラ老朽化、自然災害大型化など多くの課題に対し、解決する手段として日本政府が提唱する超スマート社会“Society5.0”実現のためには、5Gネットワークの早期整備が期待されるためだ。

 

 5Gネットワークは28GHz帯や3.7GHz帯のような高い周波数帯を用いるため、全国整備には膨大な数の基地局の設置、長期にわたる工事、投資が必要だ。両社は5Gネットワークの地方展開を加速すべく、両社の既存基地局資産の有効活用を目的とした工事設計、施行管理などを進める共同施工会社の設立を視野に入れている。

 

 両社はまず準備室を設置し、今秋から共同実証に取り組む。工事設計から施工管理までのプロセス効率化を図るとともに、5Gネットワークの品質向上効果や地方における整備期間の短縮効果を検証する。

 

URL:

https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2019/20190703_01/

https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2019/07/03/3899.html