内視鏡予知保全サービス基盤にAzure採用

――富士フイルム、日本マイクロソフト

2019年06月20日

 富士フイルムと日本マイクロソフトは6月20日、革新的な医療現場支援の実現に向けた協業の開始を発表した。その一環として、富士フイルムは2019年中にスタートするAI・IoTを活用した「内視鏡予知保全サービス」のクラウド基盤に、マイクロソフトのパブリッククラウドプラットフォーム「Microsoft Azure(以下Azure)」を採用する。

 

 Azure選定理由は、世界54リージョンで提供、各国の法規制に対応した高いセキュリティを備え、今後グローバルなビジネス展開を進めるうえで、支援体制が整っていると判断したため。

 

 富士フイルムが世界中の医療機関に提供する「医療用内視鏡システム」は、ここ数年で需要が拡大している。同システムから得られた稼働情報をクラウド基盤に集約し、AI技術で解析、内視鏡の使用状況や故障の可能性などを遠隔からモニターできる革新的な内視鏡予知保全サービスを2019年中にグローバルで展開する予定だ。また、内視鏡以外の医療機器にもこの予知保全サービスを展開するという。

 

参考:https://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1435.html

https://news.microsoft.com/ja-jp/2019/06/20/190620-fujifilm-and-microsoft-japan-medical-field-support/