LINEとメルカリがキャッシュレス分野で業務提携

――加盟店を相互開放

2019年03月27日

　LINE Pay株式会社（本社：東京都新宿区）とメルカリグループの株式会社メルペイ（本社：東京都港区）は3月27日キャッシュレス業務で提携したと発表した。

　両社が提供する決済サービス「LINE Pay」「メルペイ」どちらかに対応した加盟店であれば、両サービスを利用することができる。2019年の初夏から開始を予定しており、加盟店の導入負担軽減、及び両サービス利用者の利便性向上を図る。

　また、加盟店アライアンス「MOBILE PAYMENT ALLAINCE（仮称）」も発表。有力な決済事業者同士が直接提携し中立的なアライアンスを作ることで、キャッシュレス社会普及促進を目的とする。

　登壇したLINE Pay株式会社長服久弘取締役COOは、「今回の取り組みは非常にオープンなもので、今後積極的に推進していきたいと考えている。このアライアンスは、加盟店側の負担が増え、ユーザーも分かりづらいという声を反映したもので、キャッシュレスの乱立により煩雑化した現状の解決を図るうえで思想的に合意をとれた2社だった。事業者同士がアライアンスを組んだことがポイントであり、LINEとしては挑戦的な取り組みになる。」と語った。

　株式会社メルペイ青柳直樹代表取締役は、「今回の加盟店アライアンスは、中立的に考えていて、あらゆる企業様に参画頂きたいと考えている。2月に「メルペイ」を開始したが、早くメルペイとしての姿勢を明らかにしていくことで、業界に流れを作っていきたいと考えている。大企業は独自に推進していく可能性があるが、中小企業へ広げていくには、このような取り組みは必要だと考えている。」と語った。

右：LINE Pay株式会社　長服久弘取締役COO

左：株式会社メルペイ　青柳直樹代表取締役