KDDI、ドローンソリューションを商用化

――2019年6月から順次拡大

2019年03月06日

 KDDIは3月5日、LTEで管理するスマートドローンによるソリューションを2019年6月から商用提供すると発表した。

 

提供するソリューションは「広域監視」「鉄塔点検」「風力点検」「測量解析」「精密農業」の5つ。

 KDDIは2016年よりスマートドローンプラットフォームを構築してきた。スマートドローンプラットフォームでは、KDDIがLTEを提供し、モバイルネットワークによるドローンの制御を行う。さらにパートナー企業から、機体や、気象情報3Dマップなどのドローン操縦に必要な情報を整えてきた。プラットフォームがある程度整ってきたため、個別のソリューション提供に乗り出した格好だ。

また、商用化にあたり、ドローンソリューションが作業効率の向上と費用削減に効果があることが条件であった。「例えば鉄塔1つ当たりの点検コストが100万円かかっていた場合、半額程度で提供できる」とKDDI商品・CS統括本部 福統括本部長の山田 靖久氏は事業性をアピールした。

 スマートドローン事業で2019年には2桁億円の売り上げをめざす。今後、次世代のモバイルネットワークである5Gが普及すればより高解像度のデータ伝送が可能になることから、今後活用の幅を広げていく計画だ。

 

  • ニュースリリース

https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2019/03/06/3651.html

山田靖久氏登壇の様子