トレンドマイクロ ビジネスメール詐欺対策に新技術

――――本人の“書き癖”7000項目をAIが学習

2019年01月30日

トレンドマイクロは1月29日、企業トップなどと騙って従業員らにメールを送り付け金銭、情報を詐取するビジネスメール詐欺の対策として、AIによるなりすましメール防止技術「Writing Style DNA」を発表した。2月15日にサービス開始する。

新技術は経営幹部、経理部長などビジネスメール詐欺でなりすましの対象になりやすい人物のメールについて、大文字の利用頻度、文章の長さ、空白の使用頻度などの特徴約7000項目をAIが学習する仕組み。学習した結果をもとに、それぞれ本人の“書き癖”を読み解き、新規に受信したメールと照合する。

最近のビジネスメール詐欺は手口が巧妙化してきており、送信者情報、メールの件名、本文の文言など一見して違和感のないケースが増加している。

新技術を組み込んだ製品「Trend Micro Cloud App Security」の利用料金は1ユーザーあたり年間4,150円(税別)。当面は英語版のみで、日本語対応は今年7月以降。