家庭を攻撃するマルウエアに対処

――――マカフィーがセキュリティ最新版発売

2018年10月31日

マカフィー(本社:東京都渋谷区 山野修社長)は10月31日、個人向けセキュリティ製品「マカフィーリブセーフ」の最新版を発表した。スマートフォンが低年齢層に普及、マルウエアの脅威が家庭にまで及んでいることから、最新版では保護者が子供のスマホのセキュリティを管理できる機能を追加した。

記者会見で同社の田中辰夫副社長は「今回の改良点はシステムパフォーマンスの向上と、家庭にまで及んできたデジタル脅威への対策。この2つのポイントだ」と強調した。保護者が子供のデバイスを管理できる新機能「マカフィーセーフファミリー」では、親が子供のデバイスに名前と、年齢に基づいたルールを設定すると、親のデバイスにも設定状況が反映される。親は子供の位置情報を確認できるうえ、どのようなアプリを使い、どのサイトを見ているかなどが遠隔チェックできる。逆にいったん禁止サイトに設定しても、子供が授業科目に沿ってSNSをチェックしたい場合などは子供のデバイスから「リクエスト」発信でき、親が許可すれば解除できる。

パフォーマンス向上では、ビジネスソフト、写真編集など利用頻度の高いアプリをリスト化することで、該当するアプリの読み込みを高速化する機能を追加した。同社によると、アプリ起動時間は従来に比べ6%高速化したという。また、「ウェブブースト」と呼ぶダウンロード停止機能も追加。最近増えている「自動再生」ビデオを検出し、不要なダウンロードを一時停止、トラフィックを節約する。バッテリー消費量が従来比5%節約できる。

最新版マカフィーリブセーフは11月29日、同社のオンラインストアおよび店頭で発売する。オンラインでの税込価格は3年版が16480円、1年版が8980円。

 

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