福井県済生会病院、各部門システムを仮想集約しコスト・工数を50%以上削減

――VMwareのマイクロセグメンテーションを実装

2015年10月06日

 
 
 ヴイエムウェア(本社:東京都港区、ジョン ロバートソン代表取締役社長)は10月6日、福井県済生会病院(所在地:福井県福井市、登谷 大修院長)がプライベートクラウドソリューションを導入し、統合インフラ基盤を構築したと発表した
 導入したのはプライベートクラウドインフラの構築・管理を統合するVMware vCloud Suiteと部門システムへのアクセスをよりセキュアにする“マイクロセグメンテーション“を実装できるVMware NSXの2つ。
 同病院では従来、システムを部門ごとに導入していたため孤立化しており、電子カルテのインターフェースサーバなどに障害が起こった際に冗長構成が十分に組めないため、安定的な医療サービスを提供するうえで課題となっていた。さらに病院全体でのITの効率性と可用性やマイナンバー制度導入に伴うセキュリティの問題なども懸念されていた。

 同ソリューションを導入することにより、その課題を解決し①サーバスペースを半分に削減②設備投資コストを従来の50%以上削減③一元管理により運用管理の全体工数を50%以上削減④統合ITインフラ基盤全体での健全性を可視化することで障害発生前の未然防止や無駄なハードウェアリソースも回避⑤部門システム単位での細やかなセキュリティ設定―を実現した。

 今後は仮想デスクインフラストラクチャのVMware Horizon Enterprise Editionを導入し、院内の電子カルテのセキュリティ強化を進めるとともに、院外での利用を実現、医療従事者の働き方の変革を推進していく構えだ。


●ニュースリリース
http://www.vmware.com/jp/company/news/releases/vmw-cust-fukui-saiseikai-100615.html