日立、IoTを活用した上下水道事業のクラウドサービスを提供開始

――Lumadaを活用、経営課題の解決を図る

2018年09月10日

　日立製作所は9月10日、上下水道事業における運用・保全業務の可視化・省力化・効率化やノウハウの継承などを支援するクラウドサービス「O&M(※)支援デジタルソリューション」を10月1日から提供を開始すると発表した。

　同サービスでは上下水道事業の運営に関わる設備情報や運転情報、作業記録、故障・修理情報などのさまざまなデータをクラウド上に収集する。そのデータをAIやアナリティクス、ARなどをつかい、運用・保全業務の可視化・省力化・効率化につなげていく。同サービスではIoTプラットフォーム「Lumada」を活用、上下水道事業全般の経営課題の解決を図る。

　第一弾として①ARを活用した「設備保全支援機能」②IoT活用し設備の稼働状況を可視化する「プラント監視機能」③点検結果などをデジタル化し一元管理する「台帳機能」―の3つの機能を2018年10月から提供を開始する。これら3つの機能を連携させることで、効率的なアセット管理や運用・保全業務の改善・効率化を支援する。

※O&M：Operation & Maintenance(運用・保全)

●ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2018/09/0910a.html