「IoTで新しい産業革命が起きる」

――CEATEC JAPAN 2015で、水嶋シャープ会長が主催者講演

2015年10月08日


 国内最大級のエレクトロニクスの総合展「CEATEC JAPAN 2015」が10月7日、千葉の幕張メッセで開催された。会期は10月10日まで。主テーマは「NEXT ―夢を力に、未来への挑戦」。モノのインターネットと呼ばれるIoTがメインテーマとなり、関係するセンサーメーカーやセットメーカー、ベンチャー企業などが最新技術を展示している。
 
 基調講演では、主催団体を代表してシャープの水嶋繁光会長が登壇。「CPS/IoTがもたらす生活と産業のイノベーション~スマートセンシング、スマートコミュニケーション~」と題し、CPS/IoTのこれからを説明した。水嶋会長は「CPS/IoTは産業革命と既存産業の発展の核となる技術」と位置づけ、各国の状況を説明。各国がCPS/IoTの政策を掲げている中、日本は政策やルール決めが極めて出遅れていることを指摘した。「早急に産学官が密になり取り組まなければ日本は今起きようとしている産業革命に出遅れる」と強調した。