AIで牛を一頭単位で管理するアグリセンシング事業を開始

――リコーインダストリアルソリューションズ

2018年08月28日

 光学・精密機器などの開発会社リコーインダストリアルソリューションズ株式会社(本社:横浜市、中田克典 代表取締役 社長執行役員)は8月28日、2019年4月から農業分野にAIとセンサー技術を応用したアグリセンシング事業を開始すると発表した。エッジセンシング/コンピューティング技術を活用した、牛を個体レベルで管理できる畜産IoTサービス。

 

 同社はセンサーとAIをつかった牛の基礎活動情報を把握する牛群管理システム「RICOH CowTalk」を2019年4月から提供する。同システムは、首輪型センサーから取得した加速度データをクラウド上のAIを用いて①反すう②活動③休息――の活動に分類し、専用アプリを介してスマートフォンなどのユーザー端末に表示・通知するものだ。牛の活動情報を24時間測定し、個体ごとの体調変化や体調悪化の兆候を見逃さない。

 また、日々の作業内容や飼育状態の記録など、これまで口頭や手書きだった業務管理を、牛の活動情報とあわせて専用アプリで一元管理でき、作業の抜けや漏れを防ぐ。28日から実地検証のモニターを募集。

 

 

 

 

●ニュースリリース
http://jp.ricoh.com/release/2018/0828_1.html?from=rss