自動運転タクシー 営業走行実証実験がスタート

――日の丸交通とZMP

2018年07月18日

 日の丸交通(本社:東京都文京区、富田和孝社長)と自動運転技術を開発するZMP(本社:東京都文京区、谷口恒社長)は7月18日、自動運転技術によるタクシーの公道営業実証実験を実施すると発表した。期間は8月27日~9月8日で、大手町フィナンシャルシティ グランキューブ(東京都千代田区)と六本木ヒルズ(東京都港区)の間約5.3kmを往復する。車線変更や右左折、停止等の運転操作はすべてシステムが自動で操作する。 

 

 今回の実証実験は東京都の支援事業「自動運転技術を活用したビジネスモデル構築に関するプロジェクト」に選定されている。ZMPの開発した自動運転車両と予約システムを利用し、日の丸交通がタクシーサービスを提供する。運転席には日の丸交通のドライバーが座るが、交通状況に支障がない限り、車線変更や右左折、停止等の運転操作はすべてシステムが自動で操作する。 

 

 料金は片道1,500円(税込み)を予定しており、18日からWebサイトで一般の利用申し込みを受け付ける。両社によると、「自動運転タクシーが公道で営業走行するのは世界初の取り組みになる」という。今後は自動運転タクシーサービスの商用化を実現し、交通混雑解消や交通弱者のサポート、ドライバー不足の解消をめざす。

 


左から、ZMP代表取締役社長 谷口恒氏、日の丸交通代表取締役社長 富田和孝氏

 

ニュースリリース
https://hinomaru.tokyo/messages
https://www.zmp.co.jp/news/pressrelease_20180718