AIとRPAで運送の業務効率化

――――NTTグループ、富士運輸などが実証実験

2018年07月02日

 

 株式会社ドコマップジャパン 、富士運輸株式会社、 NTTドコモの3社は7月2日、NTTグループが所有する位置情報サービスとAI/RPAなどのサービスを連携して運送業務を効率化させる実証実験を共同で実施したと発表した。ドライバーの日報作成や事務員の業務などの大幅削減をねらう。

 

NTTグループはドコマップジャパンが提供する車両位置情報管理システム「DoCoMAP」にドコモの自然対話技術「AIインフォテイメントサービス」と、NTTデータが提供するRPA(ロボットによる業務自動化)サービス「WinActor」を連携させ、運送業向け働き方改革ソリューションの実現をめざす。

 

ドライバーの日報作成は運転中に音声エージェントの問いかけに答えるだけで、GPSでの位置情報に基づいた日々の日報作成や業務の記録ができるようにするもの。作成された日報データは自動でクラウド上にアップロードされる。これにより日報の作成業務にかかる稼働時間の約80%削減をめざす。

事務員の業務削減では、これまでは手書きの日報と運行計画書の内容が一致しているか目視で確認していたものを、クラウド上の日報と運行計画書に対して「WinActor」を適用することで、請求データ確定までの業務を自動化。稼働時間の約50%を削減することをめざす。

実証の期間は2018年7月3日(火)から2018年12月21日(金)まで。

 

ニュースリリース

https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/info/news_release/topics_180702_01.pdf