アイネット、建設・土木向けドローンサービスを提供

――3Dデータを活用

2018年06月11日

 クラウドサービスを提供するアイネットは6月8日、ドローンIoTプラットフォーム事業の新サービスとして、建設・土木企業向けに「先端建設プロセスレンタルサービス」を提供すると発表した。

 

 「先端建設プロセスレンタルサービス」は、土木建設事業者向けのクラウドサービス。ドローンのほか、建造物の3Dモデルに管理情報などのデータベースを提供する。「先端建設プロセスレンタルサービス」で測量、設計、施工や、竣工後のメンテナンスまで工程を管理できる。全プロセスを補佐するために、以下4つのレイア構造となっている。

 

第1レイア:「情報インフラ」、i-Constructionデータストレージ、BIM/CIMマネジメントプラットフォーム

第2レイア:「ハードウェア」、測量機器/IoT建機/建設現場BIM・CIM運用機器

第3レイア:「高度人材」、高度建設人材技術者バンク

第4レイア:「運用ノウハウ」、ドローン測量訓練、BIM/CIM教育、運用ルールの整備

 

アイネットはクラウド事業者でありながら、ドローン飛行場を木更津に開設するなど、有望市場と見込み、ドローン事業に取り組んできた。この飛行場での実証実験の積み重ねが実ったかたち。

 

  • ニュースリリース

http://www.inet-datacenter.jp/news/2018/06/bim.html

 

※BIM:Building Information Modeling(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の略称。建築分野において3Dデータの作成、3D形状情報に名称や仕上げ、材料・部材の仕様・性能、コスト情報など、建物の属性情報を併せもつ情報モデルのこと。

※CIM:Construction Information Modelingの略称。土木分野においてのBIM