ウェザーニューズ、全ドクターヘリに位置情報管理システム導入

――ドローンなどの機体の位置情報も一元的に管理可能に

2018年06月08日

 

 株式会社ウェザーニューズ(所在地:千葉市美浜区、草開千仁代表取締役社長)は6月7日、ドクターヘリの位置情報をリアルタイムに把握できる動態管理システム「FOSTER-CoPilot」の提供を開始すると発表した。

 

 FOSTER-CoPilotは東日本大震災の折、上空に密集して飛行したドクターヘリの運航管理の混乱をきっかけに開発された。機内持ち込み型のシステムで、衛星通信イリジウムを利用して位置情報を把握している。今回、位置情報の把握と気象情報を同時に閲覧できるようになった。今後、国内すべてのドクターヘリの位置情報を運航管理室にて把握できる。

 消防防災ヘリに関しては、JAXAが開発した「災害救援航空機情報共有ネットワーク(D-NET)」により2014年4月から一元管理されている。FOSTER-CoPilot はD-NETシステムとも連携可能。今後、ドローンやその他のヘリコプターにもFOSTER-CoPilotシステムを導入することで、比較的低空域を飛行する機体の一元管理が可能になる。

 

 

  • プレスリリース(ウェザーニューズ)

https://jp.weathernews.com/news/23522/