仏Parrot、AIドローンを発表

――折り畳み式でDJIに対抗

2018年06月07日

 フランスの有力ドローンメーカーParrot社は6月6日、AIを搭載した新機種「ANAFI」を発表した。4K HDRカメラの搭載軸には180°回転できるチルトジンバルを採用している。動画と静止画の撮影が可能で、最大2.8倍のロスレスズームが利用できる。AI搭載により被写体を自動的にカメラのフレーム内に収める機能が備わっている。出荷開始は7月1日。

 

 飛行制御に関しては①指定されたエリアを超えて飛行しないように制御する「Geofence」②コントローラーと非接続状態になるか、バッテリーの残量が低下した場合に自動的に出発点に戻る「スマートRTH」③ドローンを見失った場合に簡単にボタンのタップでビープ音を鳴らすか、マップ上で位置を確認できる「Find My Drone」――の機能が搭載されている。

​ 2.4GHz帯に加え5.0GHz帯に対応したことで、伝送距離が4kmと前世代機種の「Bebop 2 Power」の2倍となった。標準飛行時間は25分。スポーツモードを利用すると風速50km/h以下で飛行できる。重さは320グラム。ローター部分の折り畳み可能で、持ち運び時が容易になった。

 

  • Parrot「ANAFI」

https://www.parrot.com/jp/doron/anafi