NTTドコモ、ウインドサーフィン世界大会を5Gで伝送

――4K映像でパブリックビユーイング可能に

2018年05月28日

 NTTドコモは、5月10日から5月15日に開催された「ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀大会」で、5Gを用いた4K映像の伝送実験を公開した。

 今回の実験は、観客席などで直接観戦しにくいマリンスポーツなどの映像をパブリックビューイングで観戦することを想定している。海上に停泊する小型船舶に設置したカメラや、ドローンで撮影した映像を使用する。船舶内には複数のカメラで撮影した映像を4K映像に集約するシステムと5Gの移動基地局を設置し、この海上基地から陸上にある5G基地局への映像伝送に成功した。

 NTTドコモは5月から「PREMIUM 4G」と銘打って送信最大75Mbpsのサービスを開始しているが、4K映像には80Mbpsが必要とされる。今回の実験では、最大1.1Gbpsを実現することで、多視点での映像を放映した。

 

●NTTドコモ、報道発表資料

https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/info/news_release/topics_180521_02.pdf