NEC、判断や計画を最適化する人工知能(AI)を開発

――ビッグデータ分析・予測に基づく高度な判断が可能

2015年11月02日

 
 NECは11月2日、ビッグデータ分析を高度化する人工知能技術の1つとして、予測に基づいた判断や計画をソフトウェアが最適に行う「予測型意思決定最適化技術」を発表した
 
 予測型意思決定最適化技術は、ビッグデータに混在する多数の規則性を発見する、NECの「異種近藤学習技術」などを用いた予測結果に基づいて、従来は人間が行なっていた高度な判断をソフトウェアで実現。現在、注目されているIoT(Internet of Things)の普及により、実社会で収集されるビッグデータを活用した分析・予測のニーズの高まりを受け、開発された。
 
 同技術は①予測誤差に対してリスクが低く、効果の高い計画を生成②大量の予測式の関係を考慮した、最適な計画を超高速に生成――などの特長を持つ。様々なソリューションへの適用をめざし、2015年度中に実用化をめざす。

 NECグループが11月12日~13日に、東京国際フォーラム(東京都・有楽町)開催する「C&Cユーザーフォーラム & iEXPO2015」にて展示する予定だ。


●ニュースリリース
http://jpn.nec.com/press/201511/20151102_03.html