国内製薬企業初の起業家支援プログラム実施へ

――田辺三菱製薬のAccelerator2018

2018年02月28日

 田辺三菱製薬は2月26日、国内製薬企業初の試みとなる起業家支援プログラム「Accelerator2018」の事前セミナーを開催した。会場は東京と大阪の2か所で、東京会場には80人近い参加者が詰めかけた。大阪会場も同程度の参加者が集まったという。

 

 同社は、社会及び生活者の課題解決をするため、従来の医薬品事業のほかに新たな事業機会を模索中。今回のプログラムについて、担当者は「新たな事業を創出する際に、自社だけでは発想が偏りブレイクスルーを起こしきれない。特に製薬会社は外からのアイディアや文化を積極的に取り入れることが必要」と開催背景を話した。

 

 同プログラムはベンチャー支援を手掛ける01 Booster協力のもと実施される。田辺三菱製薬は選考を通じて5~10チームに絞り、6月にビジネスプランコンテストを開催予定している。同社は、このコンテストで選抜されたチームをメンタリングし、場合によっては提携も視野に入れている。

 

プログラムの概要を説明する事業推進部の川名氏