富士通とマイクロソフト、AIテクノロジーで協業

――働き方改革を実現するソリューションの共同開発へ

2017年12月22日

 富士通とマイクロソフトは12月22日、AI分野で協業することを発表した。まずは働き方改革を実現するソリューションの共同開発を行う。

 

 協業では、「Microsoft 365」を利用することにより蓄積されたビッグデータと富士通の「Zinrai」などを組み合わせた新たなソリューションを共同開発し、労働効率や生産性の向上に取り組む。

 具体的な利用シーンとしては、社内の文書、メールなどのビッグデータを集計し、メールの内容の重要性や緊急性を読み取って優先度の高いタスクから対応することを利用者に促す。会議の日程・開催場所の調整なども、AIによる自動化・省略化が可能だ。

 また、データベースと解析を組み合わせた情報検索によって、優秀な人材、有益な文書を発掘するほか、生産性の高い人物や組織がどのような働き方をしているか、その要因を解明し、「真の働き方改革」につなげるという。

 

 共同開発したソリューションは、両社内の複数国で実証を行ったのち、2018年第2四半期(4-6月期)から日本市場でサービス提供を開始し、順次グローバル展開を目指す。

 

 

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