東芝情報システム、カメラ本体に画像認識機能を搭載した監視システムを発売
――バッテリーで駆動
2017年11月14日
東芝情報システム（本社：神奈川県川崎市、伊藤壮介社長）は11月14日、カメラ本体に画像認識機能を搭載した監視システム「CVNucleus® VisCAM（以下、VisCAM）」を発売した。
特徴はカメラ本体で人物を認識・検知する点。予め設定した特定の監視エリアへ人物が立ち入った際に静止画を撮影し、カメラ本体へ保存。保存した画像はリアルタイムにスマートフォンなどモバイル端末へ通知できる。
監視システムの導入には設備費用などの初期費用や、運用コストなどが高額になる傾向があるが、同製品はモバイル端末への通信にWi-Fi・モバイル通信を使用。また、バッテリーで駆動するためクラウドやサーバー、電源などの設備が不要となり、簡単に設置・撤去できる。こうした点からイベント会場や工事現場といった短期間の利用ニーズの需要を見込んでいる。
同社は「VisCAM」を含むエッジコンピューティングに特化したIoT事業で年間10億円の売上を目標に掲げる。