マイナポータル、本格運用開始

――マイナンバーで書類提出を省略

2017年11月13日

 マイナンバー制度に基づく個人向けサイト「マイナポータル」の運用が、11月13日に始まった。マイナンバー制度を利用し、自治体の窓口などで手続きをする際の提出書類を少なくする「情報連携」が主なサービス。

 

 情報連携は、行政機関で各種手続の際に住民が提出する書類(住民票の写し、課税証明書など)を省略するために、異なる行政機関などの間で専用のネットワークシステムを用いた個人情報のやり取りを行う仕組み。マイナポータルの導入が整った約150の市区町村では、インターネットを通じて母子手帳や保育所入所の申請ができるようになる。
 役所の窓口で提出書類の一部が省略できるようになるのは、奨学金や生活保護、障害福祉サービスの申請など計853の手続きだ。個人番号と本人確認ができる書類が必要となり、個人番号カードがあれば1枚で済む。