東京モーターショー2017が開幕

――EV化とAI技術で描く2020年ビジョンを展示

2017年10月25日

日本自動車工業会(以下自工会)は10月25日、東京ビックサイトを会場に「第45回 東京モーターショー2017」を開催した。一般公開は10月27日から11月5日まで。今回の注目キーワードは「車の電子化と知能化」。参加各社は電気自動車(EV)、自動運転、AIなどをキーワードに自動車の未来図を描く。

 

25日の報道向け公開日にトップでプレス発表したトヨタ自動車は、ディディエ・ルロワ副社長が登壇。「EVは近い将来のモビリティにおけるキーソリューションであることは間違いない」とし、「全固体電池は航続距離を飛躍的に伸ばすゲームチェンジャー技術になり得る。トヨタは200人を超える技術者が、2020年前半の実用化を目指して開発している」と述べた。

 

また、ルロワ氏は自動運転と人工知能を採用した未来のクルマ「Concept-愛 i」を紹介。ドライバーの心境を読み取り運転手とクルマがチームになる「モビリティ・チームメイト」という価値を提供し、モビリティの楽しさと事故ゼロの社会の実現に向け意欲を示した。

 

ディディエ・ルロワ副社長

未来のクルマ「Concept-愛 i」を紹介するディディエ・ルロワ副社長

 

主催者特別展示の「TOKYO CONNECTED LAB 2017」では、IoT技術やAI、自動給電システムといった“CONNECTED“の具体的なコンセプトを展示。クルマが人、社会、車、道路とつながり、情報やエネルギーをやり取りできる2020年に向けた新たなモビリティの姿をVRなどで訴求する。

 

2020年に向けた新たなモビリティの姿をVRなどで訴求

VRを用いて2020年に向けた新たなモビリティの姿を訴求している様子

 

東京モーターショー公式HP

http://www.tokyo-motorshow.com/