シスコ、2018年度事業戦略説明会を開催

――日本のデジタル変革を加速

2017年10月18日

 シスコシステムズ合同会社(本社:東京都港区、鈴木みゆき社長)は10月18日、都内で2018年度(2017年8月―2018年7月)の事業戦略に関する記者説明会を開催した。

 

 鈴木みゆき社長は2018年度の重点戦略に関して①日本のデジタル変革の加速②次世代プラットフォームの構築③日本市場により根ざした事業展開――の3つの大きな柱を打ち出した。2020年に向けたビジョンとして“All connected. All possible”を掲げ、「ネットワークの力であらゆるものを安全につなぎ、日本のデジタル変革に貢献していく」と意気込みを語った。

 また、ビジネス変革を支援する新サービスを2つ立ち上げる。1つは「ビジネスクリティカルサービス」だ。ITがますます複雑化し、ビジネス変革のスピードに追い付かないという課題に対して、ユーザーのソリューションやインフラに合せて支援を提供するものだ。2つ目の「ハイバリューサービス」はマルチベンダー環境に対応し、ソフトウェア、ハードウェアともにシスコ以外のベンダーも含めてユーザーの生産性を向上させるサービスを提供していく。
 引き続き中堅中小企業向けのビジネスを加速させると共に、パートナー開拓や販売チャネルの構築を強化していく構え。製造現場に近いファクトリーオートメーション領域でのIoT化を進めていくために、国内のIT企業との連携を深めていく方針だ。

 

 


鈴木みゆき代表執行役員社長