『Tech in Asia Tokyo 2017』開催

――アジアのベンチャー経営者らが参加した最大級のコンファレンス

2017年09月29日

 

 

 Tech in Asia(本社:シンガポール、Willis We代表)は9月26日から2日間、都内の会場で『Tech in Asia Tokyo 2017』を開催した。第4回目の開催で、2,000人を超える起業家、ベンチャー投資家、大企業の新規事業部関係者などが集まった。

 

 

開会宣言をするTech in Asia Japan Country Manager のDavid Corbin氏

 

 

 注目されたのは、アジアを中心に活躍するベンチャーキャピタル代表者による座談会だ。日本のVCだけでなく、グローバルに展開する著名な500startupも参加。ここ数年日本のベンチャー投資金額は急激に増えており、ベンチャーの数も増えているなかで、「医療や自動車、不動産などはまだICTの影響が少ないため、投資分野として注目している」との意見があった。新たな資金調達の形態として注目を集めているICO(Initial Coin Offering)も話題に上がり、ベンチャーのICO活用についても議論された。

 

日本の投資動向に関して議論するベンチャーキャピタリストたち

 

 

 また「ピッチイベント」では、事前に選ばれた日本の6社(Authlete、Cinnamon、Cloudike、Gruff、MyDearest、Umitron)がメインステージでプレゼンし、それぞれ5分間の持ち時間を使って自社のビジネスモデルを紹介した。最優秀賞は水産養殖にIoTの技術を取り入れたサービスを展開しているUmitron(本社:東京都新宿区、藤原 謙 代表取締役)。協賛企業の奨励賞も2つ受賞するなど、観客・審査員に圧倒的な印象を残した。

 

最優秀賞、PR TIMES賞、住友不動産賞を受賞したUmitronの藤原 謙 代表取締役 (右)