Celonis、KDDIのプロセスマイニング導入事例を発表

――通信設備の故障対応業務を効率化

2023年12月01日

プロセスマイニング(業務プロセス可視化)ソフト大手の独Celonisの日本法人、Celonis(東京都千代田区、村瀬将思代表取締役社長)は、KDDIが通信設備の故障対応業務の効率化に向けてCelonisのプロセスマイニングソリューションを導入した事例を発表した。

 

まず「誰でも業務が行えるようにプロセスをリードする仕組み」として、BPM(Business Process Management)を導入し、一部業務の自動化のためにRPA(Robotic Process Automation)も活用した。このプロセスを可視化・分析するためにCelonisのプロセスマイニングソリューションを活用している。これにより、エンドユーザーである現場担当者が自らダッシュボードを作成し、データに基づいた改善を行うなどの効果があった。また、業務データが集積されているため、ボトルネックとなっている箇所の特定が容易になったという。

 

通信事業を長年展開する中で、複数のパートナー企業とのやり取り、度重なるサービスや設備の改変・導入により、故障対応業務が複雑化・非効率化している。この課題を解決するため、KDDIは業務改善を目的としたシステム開発を2020年から段階的に進め、適用領域を広げている。今後は故障対応業務だけでなく、それ以外の業務にも役立てていく。

 

<プレスリリース>
https://www.celonis.com/jp/news/kddi-japan-announcement/

 

(正置)