「飛びぬけた研究成果に期待」と大関東北大教授
―――東芝主催の量子技術コンファレンスで
2021年08月20日
東芝デジタルソリューションズ株式会社(本社:神奈川県川崎市幸区、島田太郎取締役社長)は8月19日、量子技術をテーマにオンラインコンファレンス「TOSHIBA OPEN SESSIONS」を開催した。量子暗号通信(QKD)ネットワークなどの先進事例が紹介され、ディスカッションでは東北大学大学院の大関真之教授が「今は飛び抜けた研究成果は出ていないが、飛び抜けたときにキャラクターが見え、問題によってマシンを選ぶような使い方ができるようになる。」と量子コンピュータの未来に期待を語った。
各講演の主な登壇者は以下のとおり。
・基調講演 「未来を拓く、Quantum Transformation(QX)~東芝の量子技術が目指す世界とは~」
東芝デジタルソリューションズ 島田社長
・ディスカッション 「量子技術が拓く新たな世界」
①「量子で世界はどう変わるのか~米国の最新動向と未来への可能性~」
シカゴ大学分子工学部 Liew Family Professor・副学部長 デイビッド・オーシャロム教授
島田社長
②「量子コンピュータが変える未来~社会実装へ向けた取り組み~」
東北大学大学院 情報科学研究科情報基礎科学専攻 大関真之教授
東芝 研究開発センター ナノ材料・フロンティア研究所 フロンティアリサーチラボラトリー 後藤隼人研究主幹
画像1:基調講演する島田社長
画像2:ディスカッション(右端が大関教授)
(川人)