バーチャルイベントで商談なども体験

――日本マイクロソフトの「de:code 2020」

2020年06月17日

 日本マイクロソフトは6月17日、ITエンジニアを対象としたテクニカルカンファレンス「de:code 2020」をバーチャルで開催した。「de:code」は同社が2014年から開催してきたが、コロナ禍でリアルイベントでの開催を断念。Azure上で稼働するバーチャルイベント会場の開発、100以上のセッションの収録などの仕組みをMicrosoft Teamsなどを使って作り上げた。会期は今月30日まで。

 

 

 

 毎年2日間の開催で2,000人程度の参加だったところ、今回は14,000人を超える参加が見込まれる。期間中は、基調講演や100以上のセッションを聴講できる「バーチャルイベント」と、バーチャル空間でスポンサーの情報収集ができる「スポンサーEXPO」を開催。イベント終了後も7月8日まではオンデマンド配信する。

 

 イベントの売りは「バーチャル化してもリアルイベントに参加しているような体験ができる」という点だ。バーチャル空間上に「ラウンジ」「EXPO」「セッション」の3つの空間を用意。サインインすると6種類のアバター選択画面が表示され、選択するとイベントの入り口にあたる「ラウンジ」スペースに移る。ここでは、出展者一覧の検索、セッション一覧・履歴の検索、イベントに関するTwitterのタイムライン一覧を見ることができる。

 

アバターの選択画面

 

ラウンジに遷移

 

 

 「EXPO」会場では、リアルイベントと同様にスポンサーがブースを設置、ブースに近づくと出展者情報が表示され、動画視聴から資料のダウンロード、出展企業の担当者とMicrosoft Teamsで会話できる。

 

EXPOブースの外観

 

移動してブースの会社の情報収集、動画視聴が可能

 

 「セッション」ブースでは、選択したセッションの動画はじめ、セッション概要や登壇者の情報なども確認できる。

時間の制限なく選択したセッションの視聴ができる

 

 

 プラットフォームの開発を担当した株式会社FIXER(本社:東京都港区、代表取締役社長:松岡 清一)は外販用のパッケージ化を進め、物販・決済機能の搭載や、常設空間への広告表示などで売り込む方針だ。

 

「de:code 2020」URL

https://www.microsoft.com/ja-jp/events/decode/2020/default.aspx

 

株式会社FIXER リリース

https://www.fixer.co.jp/ja-jp/news/2020/06/2020_0616_001_fixer_virtual_event_platform_decode_2020/