プログラミング学習プラットフォーム「LINE entry」提供開始

――LINE

2019年08月20日

 LINEは8月19日、プログラミング学習用プラットフォーム「LINE entry」において、プログラミング教育用のソフトウェア、オリジナル教材、出前授業を今秋から無料で、教育関係者向けに提供すると発表した。

 

 同社は2012年から青少年を対象に、ネットリテラシーの啓発活動として全国の小中学校での講演活動、情報モラル教育教材の開発、ネット利用実態に関する調査研究を行ってきた。

 

 今回はそれらで得た知見、経験を基に、「LINE entry」を放送大学、千葉大学などと共同開発、プログラミング教育への参入を決めた。他事業者の参入が相次ぐ中、同社の強みは「プログラミングを通じて学習をより楽しくすること」だ。他事業者のプログラミング教育が「プログラマー養成のための教育」に主眼が置いているのに対し、同社は簡単かつビジュアル的に分かりやすい学習環境を提供。子どもたちに「自分で思ったことが簡単にできる、動かせる」という体験を通じて、学習意欲を向上させることに力を入れている。

 

 プログラミング学習用プラットフォーム「LINE entry」 概要

 

LINE entry 特長

 

 「プログラミング教育」は2020年度から必修化されるが、教職員側も「プログラミング的思考を強化・領域のねらいとどう絡ませたらよいか、分からない」「評価の仕方がわからない」など多くの課題が指摘されている。

 

 これら課題に対し、LINE entryはスライド教材、指導案、ワークシートを全て無償で提供。教員にも、まずはプログラミングを体験してもらうことに主眼を置き、分類Aを実践してイメージをつかみ、分類B・Cの実践で環境とカリキュラムを整え、現場のニーズをくみ取りながら改善を重ねていく方針だ。

 

プログラミングに関する学習活動分類

 

プログラミング教育導入のためのステップ

 

無償で提供される内容