第18回「深読みセミナー」を開催(結果報告) ―MVNO市場の現状と新たな競争環境への対応―
MM総研(所長 中島 洋)は10月3日、M&D Report購読者限定の「深読みセミナー」を開催した。第18回目となる今回は「MVNO市場の現状と新たな競争環境への対応」をテーマにMM総研の石塚昭久研究課長と平澤悠花研究員が解説した。
セミナーでは、MVNO市場動向、サブブランド・MNOの最新動向を報告。サブブランド、MNOと比較したMVNOのチャネル力やプロモーション量の違いについて言及し、MVNOサービスは、2017年度が純増数のピークになり、今後は減少トレンドとなると予測した。また、FTTH市場動向の変化についても報告し、MNOが固定回線とのバンドル提供を強化していることを解説した。5Gに関しては、MNO3社の取り組みについて解説し、異業種間連携の最新情報を報告した。
今後のモバイル市場動向の展望については、MNO、MVNOの事業構造の変化に触れたうえで、①MNOは5Gに投資し、高速・高品質なサービス展開を強化する②サブブランドは従来型スマートフォンサービスを低価格で提供する立場を担う③MVNOは5Gの卸売を受けた低価格サービスとシステム・インテグレーションを伴う高価格IoTサービスを提供する――と、予測を発表した。
石塚 昭久 研究課長
平澤 悠花 研究員
本件に関するお問い合わせ先
株式会社MM総研
担 当 : 石塚、平澤
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