スマートソリューション部門部門
スマートホーム分野
最優秀賞

総合スマートホームサービス

HOMETACT(ホームタクト) 三菱地所株式会社

総合デベロッパーの知見を活かした
総合スマートホームサービス

三菱地所が提供する「HOMETACT(ホームタクト)」はスマホアプリやスマートスピーカーを使い、住設機器・家電などをまとめて操作・管理できる総合スマートホームサービスだ。
特定のブランドやメーカーに依存せず、日本の住環境に導入しやすい利便性の高さが評価された。

きっかけは、デジタル顧客接点の構築

HOMETACTは「Home(家)」と「Tact(臨機応変・機転)」を合わせた造語だ。Tactはカナで「タクト」と読むが、家の中を指揮するサービスという意味も込められている。3年の歳月をかけて構想を練り、2021年11月にHOMETACTの提供を開始した。
開発背景について「デジタルを活用して顧客接点を作りたい、という想いからHOMETACTの開発が始まった。スマートホームはエンドユーザーの生活に関わる体験価値を上げられるだけでなく、管理会社やオーナーなどの不動産事業者の管理業務効率化につなげられる」と住宅業務企画部HOMETACTプロジェクトリーダーの橘嘉宏氏は話す。
不動産事業者である三菱地所がプラットフォームビジネスを立ち上げたことは、同業界で大きなインパクトを与えた。

家電メーカーに依存しない横断的な連携を実現

このサービスの最大の特徴は、幅広いIoT機器や住設機器を自由に連携できる点だ。スマートホームの導入が進む米国や中国に比べて日本が後れを取っているのは、メーカーごとに機能やアプリが細分化され統合的なサービスがない点が要因として挙げられる。「自社の機器を使ってほしい」とAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を公開しないメーカーもあるが、機器ごとにアプリを分けると使い勝手が悪く、エンドユーザーに敬遠されてしまう。三菱地所はそこに目をつけ、IoTプラットフォームを提供する米YonomiのAPI連携技術を導入し、各メーカーのデバイスを横断的に使えるようにした。

HOMETACTはオリジナルアプリと音声でスマートロック(※1)やエアコン、照明などの機器をまとめて操作、制御することができる。
家電メーカーなど連携パートナーは2023年6月時点で20社を超えた。今後はAPIによる連携機器とECHONET Lite(※2)対応の連携機器を組み合わせた「ハイブリッド型」のプラットフォームを提供していく方針だ。このハイブリッド型により対応機器が大手メーカーのエアコンや給湯リモコンなどを中心に大幅に拡大。世界の最新機器はもとより日本の従来の住設機器にも柔軟に対応する。

※1スマートロックの操作はアプリのみ
※2 ECHONET Lite:異なるメーカーの家電機器を接続して遠隔制御するための通信規格

「ザ・パークハビオ」シリーズへの導入

グループの三菱地所レジデンスが提供する賃貸マンション「ザ・パークハビオ」にHOMETACTを導入している。現在導入している同シリーズの物件は、代々木初台、麻布十番、小石川、目黒桜邸の4棟。導入デバイスは物件や部屋によって異なるが、スマートホーム機器が充実した部屋の方が顕著に顧客評価が高い。
2022年9月に竣工した「ザ・パークハビオ 目黒桜邸」は4棟の中で最も新しい物件で、106戸すべてにスマートロックや電動カーテン、照明スイッチ、給湯リモコンなどのスマートホーム機器を標準装備している。順次同シリーズに導入を拡大する予定で、こうした事例を積み上げてデベロッパーや賃貸管理会社などにHOMETACTの利便性の高さを強く訴求していく考えだ。

HOMETACTは単なるスマートホームデバイスの導入にとどまらない、手厚いサポートも特徴だ。サービス利用開始前の「設置・設定サービス」やユーザーや導入先企業専用の「コールセンター」によるバックアップ体制が充実している。導入からアフターケアまで一貫したサポートサービスを提供することで、どの世代でも簡単に安心してホームオートメーションのある新しい暮らしを始められるようにしている。

受賞製品・サービス一覧

2025年 大賞

スマートソリューション部門
次世代モビリティ分野 最優秀賞

次世代モビリティ分野 最優秀賞

SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)

株式会社SkyDrive

2025年

スマートソリューション部門
AI分野 最優秀賞

AI分野 最優秀賞

watsonx

日本アイ・ビー・エム株式会社

2025年

スマートソリューション部門
AI分野 最優秀賞

AI分野 最優秀賞

「Stargate Project」や「クリスタル・インテリジェンス」など、AGI、ASIの実現に向けた取り組み

ソフトバンクグループ株式会社

2025年

スマートソリューション部門
半導体分野 最優秀賞

半導体分野 最優秀賞

NVIDIA Blackwell

NVIDIA

2025年

スマートソリューション部門
光通信サービス分野 最優秀賞

光通信サービス分野 最優秀賞

All-Photonics Connect powered by IOWN

NTT東日本株式会社/NTT西日本株式会社

2025年

スマートソリューション部門
光通信インフラ分野 最優秀賞

光通信インフラ分野 最優秀賞

光海底ケーブル事業

日本電気株式会社

2025年

スマートソリューション部門
非地上通信分野 最優秀賞

非地上通信分野 最優秀賞

au Starlink Direct

KDDI株式会社

2025年

スマートソリューション部門
衛星データ分野 最優秀賞

衛星データ分野 最優秀賞

「Marble Visions」の取り組み

株式会社NTTデータ/株式会社Marble Visions

2025年

スマートソリューション部門
地域モビリティ分野 最優秀賞

地域モビリティ分野 最優秀賞

「KANSAI MaaS」

関西MaaS協議会

2025年

スマートソリューション部門
DX支援分野 最優秀賞

DX支援分野 最優秀賞

BluStellar

日本電気株式会社

2025年

スマートソリューション部門
DXソリューション分野 最優秀賞

DXソリューション分野 最優秀賞

未来のコンビニ「Real×Tech Convenience」などにおける協業

三菱商事株式会社/KDDI株式会社/株式会社ローソン

2025年

スマートソリューション部門
スマートデバイス分野 最優秀賞

スマートデバイス分野 最優秀賞

コストパフォーマンスの高いスマートフォンなどの製品群

小米技術日本株式会社(シャオミ・ジャパン)

2025年

スマートソリューション部門
次世代ロボット分野 最優秀賞

次世代ロボット分野 最優秀賞

ミミズ型管内走行ロボット「Sooha🄬

株式会社ソラリス

2025年

スマートソリューション部門
最優秀賞

最優秀賞

リサーチや執筆のためのAIアシスタントツール「NotebookLM」

グーグル合同会社