コストパフォーマンスの高い製品で市場を盛り上げる
シャオミはグローバル全体として「ハードウエアの利益率を永久に5%以下に抑える」と掲げている。日本市場には2019 年にスマートフォンを投入し、2024 年以降、家電製品や日用品のラインアップも拡充するなど、コストパフォ―マンスに優れた多様な製品を展開している点が高く評価された。
スマートソリューション部門
スマートデバイス分野
最優秀賞
シャオミはグローバル全体として「ハードウエアの利益率を永久に5%以下に抑える」と掲げている。日本市場には2019 年にスマートフォンを投入し、2024 年以降、家電製品や日用品のラインアップも拡充するなど、コストパフォ―マンスに優れた多様な製品を展開している点が高く評価された。
シャオミは「ハードウエアの利益率を永久に5%以下に抑える」と大々的に発信し、それを日本でも実行している。シャオミはお客様の顔を見て仕事をする、お客様が喜ぶ姿を見たい、という考えが設立の背景にある。お客様が喜ぶのは何かと考えた際、答えはイノベーションとコストだった。イノベーションのためには開発コストがかかるが、お客様に製品を選んでもらうためにはコストも重要なため、ハードウエア製品の利益率を5%以下に抑えている。この考えは社名にも込められていて、シャオミは漢字で「小さい米」と書く。米は日常の必需品、それに小をつけて謙虚な心でお客様に提供していこうという意味が由来となっている。 シャオミユーザーのことを「Xiaomi Fan(小米粉)」という愛称で呼んでおり、米を細かくしていくと粉になるため、米の小さな分身でコミュニティを作っていきましょうという意味も含んでいる。中国ではXiaomi Fanが参加するイベントをたくさん開催しており、近年では日本でもXiaomi Fan参加のマラソンや写真撮影会などのイベントを開いている。
2019年12月から日本市場でスマートフォンの販売を開始した。最初はオープン市場での販売で、2020年9月に携帯キャリアとしてはKDDIのauブランドから「Mi 10 Lite 5G」を発売し、その後2021年にソフトバンクにも採用されて携帯キャリアの販売チャネルを拡大するのと同時に、オープン市場で販売するスマートフォン端末のラインアップも拡充してきた。2022年には楽天モバイルにも採用され、MVNO(仮想移動体通信事業者)各社でも販売している。 スマートフォンではハイエンドモデルの「Xiaomi」ブランド、手頃な価格帯の「Redmi」ブランド、オンライン専売の「POCO」ブランドを展開している。スマートフォン以外にもスマートウオッチやイヤホン、タブレットなどのスマートフォン周辺機器から、最近では掃除機やテレビ、調理家電、スーツケース、文房具など幅広い種類の製品を日本市場でも発売した。中国ではスマートフォンのブランド以上に家電のブランドとしてシャオミが認知されていることも多いという。日本ではまだ発売していない種類の製品も多くあり、日本の新製品発表会では次にどんな製品が出てくるのかファンを楽しませるとともに、価格発表時にはコストパフォーマンスの高さに会場から驚きの声が上がっている。

Xiaomi 15シリーズ
シャオミ・ジャパンはこれまで期間限定で展示・体験スペースやショップ、フォトコンテストの写真展示などを東京・渋谷を中心に実施し、シャオミのブランド認知を図ってきた。2025年には日本初の常設店舗として「Xiaomi Store」をイオンモール浦和美園(さいたま市)とイオンモール川口(埼玉県川口市)にオープンした。各店舗ではオープンキャンペーンも実施し、店舗の外にまで続く長蛇の列となった。イオンモールに出店することで家族連れなどの認知度向上も狙う。
オンライン専売モデルのPOCOはこれまで購入前に実物を見ることができなかったが、Xiaomi Storeで展示しており、実際に実物を触って見ることができる。また、POCOはゲーミングスマートフォンとも知られており、2025年3月に東京・新宿でスマートフォンゲーム「荒野行動」を体験できる日本初のオフラインイベントを開催した。こうした製品を実際に見て、触れることができる場を通じて製品の良さを伝えていく。
2025年
スマートソリューション部門
AI分野
最優秀賞
AI分野 最優秀賞
ソフトバンクグループ株式会社
2025年
スマートソリューション部門
光通信サービス分野
最優秀賞
光通信サービス分野 最優秀賞
NTT東日本株式会社/NTT西日本株式会社
2025年
スマートソリューション部門
DXソリューション分野
最優秀賞
DXソリューション分野 最優秀賞
三菱商事株式会社/KDDI株式会社/株式会社ローソン