「2022年目途に完全自動運転を実現へ」

―――東京モーターショー会場で日産がロードマップ発表

2017年10月27日

 10月28日から一般公開される第45回「東京モーターショー2017」会場で日産自動車は26日、完全自動運転への開発ロードマップと課題を発表した。

 

 日産は総合研究所の土井三浩所長が登壇。新コンセプト「日産インテリジェント・モビリティ」が目指す将来のクルマ・人・社会のつながりについて発表した。クルマ社会の発展に伴いエネルギー問題、地球温暖化、渋滞、交通事故などの課題に直面しているが、土井氏はこれらを解決する技術として「車の電動化と知能化」に注目している。

 

 電気自動車(EV)は急速に普及しており、「充電スタンドも急速充電対応が7,218基、普通充電が21,338基と増え、扱いにくい車から普通の車として存在できるような環境が整いつつある」とした。非接触の充電スタンドも増えるなど、エコパートナーを増やし普及に努めエネルギー問題を解決するとした。

 

 知能化では自動運転技術に焦点をあて、「車載技術だけでなく、クラウドとつなぐことを含めた技術を研究開発している」と説明。日産は2016年に商品化した自動運行システム「プロパイロット」をセレナやエクストレイル、リーフに採用している。今後の研究ロードマップでは、2018年に高速道路での車線変更を含めた自動運転、2020年に交差点を含む市街地での自動運転の実現を発表した。

 

 さらに同社は2022年を目途とした完全自動運転に取り組んでいる。実現にあたっての課題として、土井氏は①センシングや遠隔操作②クルマ同士や人などが交差する状況③一時停止の意味解釈(普通の一時停止と人を拾う行為)――などを挙げた。これらを解決するためにDeNAや米NASA、仏transdev社と共同で研究開発中という。

 

日産自動車総合研究所所長 土井三浩氏

 日産自動車 総合研究所所長 土井三浩氏

 

日産自動車 東京モーターショー特別サイト

http://www.nissan.co.jp/MS/TOKYO2017/